2018年6月17日(日)
於:三重県歯科医師会館 2F講堂
『満席!』参加者数:105名(定員80名)
■歯科医師:69名
■歯科衛生士:24名
■他歯科スタッフ:2名
■関係者(座長、ご来賓、事務局):10名
【座長】
三重大学大学院
医学系研究科
口腔顎顔面外科学分野
教授 新井 直也 先生
【サポート】
三重大学大学院
医学系研究科
口腔顎顔面外科学
講師 黒原 一人 先生
6月17日(日)、『地域の口腔がんを考えるシンポジウム 第3弾 中日本編(全8地区8回)』の第2回目が三重県津市にて開催されました。
以下、ご参加者のアンケートを掲載させていただきますので、ぜひ、ご一読を。
また、今後の開催予定は以下の通りです。ぜひ、ご参加ください。
【第3弾 中日本編 今後の開催スケジュール】
・石川県 | 2018年6月24日(日) | 11:00~16:00 | 於:石川県歯科医師会館 |
・静岡県 | 2018年7月1日(日) | 11:00~16:00 | 於:グランシップ |
・愛知県 | 2018年7月22日(日) | 11:00~16:00 | 於:ウィルあいち |
・岐阜県 | 2018年8月5日(日) | 11:00~16:00 | 於:朝日大学 1号館 |
・富山県 | 9月9日(日) | 11:00~16:00 | 於:富山県歯科医師会館 |
・山梨県 | 9月30日(日) | 11:00~16:00 | 於:山梨県歯科医師会館 |
座長講演に関してのアンケート
『全国と三重県の比較データや現状を知る事が出来た。』
『三重の地域差、現状についてよく理解し考える事が出来ました。』
主なコメント
- 全国と三重県の比較データや現状を知る事が出来た。
- 東紀州地域との連携が大事。
- 個人病院に勤めていると分からない事が多いので勉強になりました。
- 三重県全体の口腔がんデータが統一されていると良いです。よりバックグラウンドを検討していってもらいたい。
- 三重県歯科衛生士の取り組みが知れた
- 三重県内での口腔がんの状況を知ることができた
- 三重県の飲酒が全国で一番少ない事は初耳でした。住みながらも新鮮な情報でした。
- 三重県の歯科、口腔外科の現状を知れてよかった
- 長期に渡り三重での口腔がんに携わってきましたが、三重県と口腔がん診療について認識致しました。
- 症例等をもう少し多目にして頂きたかったです。
- 三重の地域差、現状についてよく理解し考える事が出来ました。
- 三重県の実状がわかった。早期に発見する大切さを認識、衛生士としてかかわる方の粘膜を見ることの重要性。
- もう少し、症例、病変の写真があれば良かったと思う。
- 三重県の口腔がんに関する現状がよく分かった。
- 県内におりながら、いつも三重大学歯科口腔外科にお世話になっているのに、新井先生のお顔も知らずにいたので、お会い出来て嬉しく思いました。
- わかりやすい資料でした。
- がんの中でも口腔がんの知名度は高くないと思っていましたが、このように口腔がん早期発見に積極的に取り組んでいることを知り、安心すると共に、私も身近な人から口腔がんの怖さ、早期発見の大切さについて伝えていこうと思いました。何事も口コミのようなものは広がりやすいと思うので・・・
- 三重県でのがんの現状が良く分かりました。
- 地域地域で開催されているので理解できないわけではないが、県の紹介に時間をかけすぎた気がします。
- 三重大学におけるがん診療の流れ、経過等、診療の内面等のお話を入れて頂くと三重県の実態を総論と重ねて黒原先生の出番を作って頂ければと思いました。
- 三重県の口腔がんの状況がよくわかり良かった。女性も多くなってきている事にとても驚きます。
基調講演『なぜ、今、口腔がん検診か?』に関してのアンケート
『あっという間の1時間50分でした。口腔がんは目で見て手で触れるがんなのに知名度が低く、歯科で発見できる事も知られていない、とても残念だと思います。法定健診にない、健診に保険が使えないのも一因かと思いました。』
『柴原先生の熱い語りに引き込まれました。歯科衛生士の役割は口腔ケアや口腔機能の維持改善、歯科疾患の予防的処置だけでなく、命を救う為の見る目を養う事の重要性に改めて気が引き締まる思いです。』
主なコメント
- 分かり易かった。聞き取りやすかった
- 口腔がんの現状や実態について勉強をしたかったがその機会が無かったので、今回の柴原先生の講演は非常に勉強になりました。海外での現状についても興味が沸きました。
- 口腔がん検診のお手伝いを毎年させて頂いています。本日の講演を今後の役にたたせて頂きます。
- 口腔内隅々までよく観察する事が大切。
- とてもわかりやすく、写真も見せて頂けたので診断の参考になりました。
- 口腔がん検診の必要性を広めていきたい。
- 臨床に携わる衛生士としてとてもわかりやすい説明、症例内容で良かった。
- 症例なども多く見ることが出来て改めて口腔がんは怖いものだと感じた。DHとして臨床現場で見逃していたのではないか・・・と思う。今後、より歯牙のみでなく、粘膜を見る必要性を感じ、意識していきたい。
- 柴原先生のお話が良く分かり、口腔がんへの意識を高めて頂き改めて、今後への課題を実感しました。
- スライド「上皮細胞の分裂と分化」「正常粘膜からがん化へ」は特によく理解できた。
- 柴原先生の説明がとてもわかりやすく、丁寧で、口腔がんについてきちんと理解出来ました
- とても理解しやすい解説で良かったと思います。
- 大変貴重なデータをお示し頂き、非常に関心を持ちました。再勉強させて頂きます。
- 症例写真が多くとてもわかりやすかったです。
- 見る目を養って早期発見し、患者さんの命を救いたいです。
- 画像も多く、話もわかりやすかった。普段の診療で不安に思っていたことが、軽くなる気持ちです。
- 若年化してきた事。また、女性が増えてきたことにより、いかに早期に口腔がんを発見する事が衛生士としても、重要であると痛感しました。皮膚がんと共に、口腔がんも見つけやすいという点からも粘膜の変化を見ることの出来る目を持ちたいです。
- 分かりやすく楽しく講演をして頂いた。ナビシステムがあれば、非常に助かると思う。粘膜をよりしっかり、診ていかなくてはとつくづく思った。
- とてもわかりやすく、口腔がんに対して勉強が必要と思った。日常の診療で発見できる事を常に頭の中に入れておくべき事として強く受けとめた。
- 口腔がんの成り立ちや診査方法等画像や動画もまじえ、熱意ある先生のお話が大変興味深く勉強になりました。
- 魅力的な講演で楽しく拝聴させて頂きました。柴原先生のお人柄が出た、力のこもった講演に感謝申し上げます。ありがとうございました。
- 当医院では約2年前にベルスコープを導入しました。数名の方が要再検査となり、結果癌の患者さんもお見えになりました。しかしなかなか一般の方への周知がなく、啓発の必要性を感じています。
- 目的を持った素晴らしいお話でした。熱意を感じ口腔がんを見つけて死亡率を少なくしたいと思いました。
- あっという間の1時間50分でした。口腔がんは目で見て手で触れるがんなのに知名度が低く、歯科で発見できる事も知られていない、とても残念だと思います。法定健診にない、健診に保険が使えないのも一因かと思いました。
- 貴重な講演ありがとうございました。わかりやすく、今後の歯科衛生士への課題も含めとても勉強になりました。
- 日本での口腔がんの実態や疾患の見方、ポイント等今まで知らなかった事をわかりやすく、面白くお話をして頂けたのでとても良かったです。少しずつ実践していけたらいいと考えます。
- 非常にわかりやすく、口腔がんについての意識高めて頂けた。
- 熱意、エビデンス、病理、スタッフの皆様にもとてもわかりやすく理解できたと思います。
- 柴原先生の熱い語りに引き込まれました。歯科衛生士の役割は口腔ケアや口腔機能の維持改善、歯科疾患の予防的処置だけでなく、命を救う為の見る目を養う事の重要性に改めて気が引き締まる思いです。
口腔がん撲滅運動の展開に関してのアンケート
『口腔がんの認知度を上げ悲しむ患者さんやご家族が少しでも、減れば良いなと感じました。』
主なコメント
- もっと社会的に普及していくことが必要だと感じた。
- 早期発見が大切。
- 元気が出ました。
- 口腔がんの認知度を上げ悲しむ患者さんやご家族が少しでも、減れば良いなと感じました。
- 口腔、咽頭がんの死亡率が思ったより高く驚きました。いかに早期発見できるかという点で衛生士としてできる事(粘膜を見る目をこやしたい)リスクファクターを伝え健診をすすめていきたい。
- はたらきかけが素晴らしいと思いました。日本でも健診が当たり前の時代になれば良いですね。
- データもらったが、やはり予防もメンテナンスも自身の意識が大切。その意識を変える対策が日本は薄く、積極的ではない。改めて自分自身も反省した。
- 歯科の狭い目線を指摘してくださるフォーカスが共感したのでうれしかった。
- とても聞きとりやすくわかりやすかった。
- とても聞きやすいお話でした。自分も歯科医師でも歯科衛生士でもない立場で働いているのでそのような立場の自分にどんな事が出来るのかなと考えながら参加しましたが、このような活動を通して命をかけて関わっていくと仰っており、微力だとは思うけれど、自分も院内で出来る口腔がん撲滅について考えてみようと思いました。
- 診療室の体制の確立を進めてまいります。
地域の口腔がんを考えるシンポジウムに関してのアンケート
主なコメント(「※印」は事務局からの補足コメントです。)
- 歯科衛生士が早期発見できるように、検査時にチェックしたい
- 歯科衛生士の役割の重要性を感じました。
- メディアの力は凄い事が分かっているのに、利用しない国がとか、県がとかではなく、やれるだけの事はするべき。諦める事は悪い事だと思います。上が動かないとできないというのは言い訳だと思います。
全体を通じての感想
『国民の意識改革、政治、政界へのアプローチ、医療改革、医師、歯科医師すべての医療関係者の教育、意識向上全てに期待するのみです。保険制度の見直し、弊害、難しい問題です。口腔内を診て、アレ?と直感する力、大事だと痛感します。』
主なコメント(「※印」は事務局からの補足コメントです。)
- 柴原先生のご講演がとても分かり易く、要点をおさえる事が出来、検診の意義を、見方を知ることが出来ました。とてもおもしろかったです。
- 口腔変化をしっかり診る重要性がわかりました。予防だけでなく、いろんな部分での検診をしっかり対応していきたいと思います。
- 国民の意識改革、政治、政界へのアプローチ、医療改革、医師、歯科医師すべての医療関係者の教育、意識向上全てに期待するのみです。保険制度の見直し、弊害、難しい問題です。地域の歯科医療に開業医として携われる年月も残り少なく感じております。皆様の地道な努力、若い先生方、財力のある方々に期待致します。本日は色々と勉強になりました。有難うございました。口腔内を診て、アレ?と直感する力、大事だと痛感します。
- ナビシステムの充実を待つ間に(予算などが解決するまで)イルミスキャンの貸し出しを県歯レベルで可能な様に希望します。(サーベメーターや在宅用ポータブルエンジンの様に)
- 日頃、口内炎はよく見られる現象ですが、そういった症状の中にも、舌癌が認められることがあると知り、認識の必要性を感じた。以後の仕事に活かしていきたいと思います。
- 勉強になりました
- 大きな志を持って活動されているのに感銘を受けました。本日はありがとうございました。
- アメリカとのデータ比較は説得力があると思います。予防に力を入れることは大切かと思います。
- 院長と一緒ではなかったので展示物、登録については判断できません。すみません。
- 先生と相談して決めたい。
- 非常に興味深い講演でした。衛生士として見極める事ができるようにしっかりと努力していきたいと思います。
- 舌、粘膜にもしっかり目を向けたい
- 個人的に親戚にも舌がんで困っているおじがいるので、身近には感じていましたが、こんなにも口腔がんが多いとは思っていませんでした。口腔がんが何故なるか、どうしたら防ぐ事が出来るのか、早期発見も大切だが、その前に定期健診もまだまだ少ないのが現状だと思います。Dr.の診る目も確かなものであるのかということや、口腔がんを意識してみる事も必要になりますね。妊婦健診や歯周病健診のように改めて一般の方にも知識として広められたらいいですね。まず集団健診を催しできればいいなと思います。
- 口腔がんは日常的には診療の際重きをおいてチェックという意識はなく、アフタを見つける事はあってもがんには結びつく会話にはならない。
- これまで診療室や住宅、施設での高齢者の口腔内を数多く見てきましたが、歯、歯間、口腔内を観察するにあたり、「口腔がん」という観点では正直よくみていなかったのではと改めて気付きました。今後は今日勉強した事を充分に生かし、しっかりと口腔観察ができる歯科衛生士になりたいです。
- 柴原先生の熱意に答えたいと思いました。私たちが頑張っているのだから、もっと県は力を入れるべきだと思います。
- 「歯科は痛くなってからいくもの」という人は周りに多いですし、口腔がんなんて知らなかったという人が多いと思います。ただ、ベルスコープが院内にあってもあくまで受け身で「口の中に異変がある」と気付いた人しか検診に来ないというのはやはり、予防や早期発見に繋がりにくいと思います。保険でメンテナンスに来た人に「口の中に少し気なるところがある」と言っても、後日、もう一度予約を取って、検査だけをしに(痛みがないのに)来る人がどれ位いるのかなと考えていました。医師の判断で検診ではなく、検査として治療やメンテナンスと同日に保険で検査が出来ればより早期発見に繋がるのではと素人考えですが、思いました。資格がない立場なのでより患者様側の立場に立って口腔がんについて患者さんとお話していきたいと思いました。
以上です。
※ご参加者の皆様、アンケートへのご協力をありがとうございました!
以下、会場の様子で~す。
★「地域の口腔がんを考えるシンポジウム(西日本編)」の第11回目以降のご参加お申込みは以下まで