2019年3月24日(日)
於:島根県歯科医師会館
『満席!』参加者数:71名(定員50名)
■歯科医師:40名
■歯科衛生士:18名
■他歯科スタッフ:1名
■関係者(座長、ご来賓、事務局):12名
【座長】
島根大学医学部
歯科口腔外科学講座/顎顔面外傷センター
准教授 管野 貴浩 先生
【副座長】
松江市立病院
歯科口腔外科
科長 成相 義樹 先生
3月24日(日)、『地域の口腔がんを考えるシンポジウム 第4弾 関西・四国・山陰編(全12地区13回)』の第10回目が島根県にて開催されました。
以下、ご参加者のアンケートを掲載させていただきますので、ぜひ、ご一読を。
また、今後の開催予定は以下の通りです。ぜひ、ご参加ください。
【第4弾 関西・四国・山陰編 今後の開催スケジュール】
・奈良県 | 2019年4月7日(日) | 11:00~16:00 | 於:奈良県歯科医師会館 |
・鳥取県 | 2019年4月14日(日) | 11:00~16:00 | 於:鳥取県歯科医師会館 |
・京都府 | 2019年9月29日(日) | 11:00~16:00 | 於:京都府歯科医師会館 |
座長講演に関してのアンケート
『口腔粘膜の特殊性を初めて知った。表面の範囲に変化がなくても深部に進行している可能性もあるので、注意深く見ていきたい。』
『喫煙の影響を患者さんに伝えるとき、今日の講演で聞いた実態を十分に話していきたい。』
主なコメント
- 歯切れよく、エビデンスに基づく講演でした。説得力がありました。
- 口腔粘膜の特殊性を初めて知った。表面の範囲に変化がなくても深部に進行している可能性もあるので、注意深く見ていきたい。
- 当院のある島根県大田市は最寄りの基幹病院である島根大学附属病院まで車で40~50分かかり、ご高齢の患者様に受診を勧めても「遠いから」という理由で受診していただけないケースがあります。大田市でも口腔がん検診の開催をご検討いただけると喜ばれると思います。
- 早期発見、検査の大切さがわかった。喫煙の影響を患者さんに伝えるとき、今日の講演で聞いた実態を十分に話していきたい。
- 色々な症例を見ることができて、とても勉強になった。日々の仕事で歯を主に見ていたが、今後は口腔粘膜等もしっかり見ていこうと思う。
- 現在担当を持ってメンテナンスを行っていますが、今後は粘膜の異常をもっとシビアに診ていこうと思いました。
- 国内の現状と県との比較が分かりやすかった。
- 島根県の退去と現在の状況が明確に分かり、病院-開業医-行政の取り組みが実ったと感じました。とても素晴らしいことと思います。
- 日本とアメリカの比較、島根のデータ等を知ることができて良かったです。
- 分かりやすい講演でした。
- 県内の状況が聞けて良かったです。
- 内容が把握しやすく分かりやすくてよかったです。とても勉強になりました。ありがとうございます。
- 口腔がんの現状、島根県の現状と取り組みが非常に分かりやすかったです。
- 島根県の現状について良く分かった。早期発見の重要さを改めて感じた。
- 口腔がんの現状と動向が理解できた。
- 早期発見の重要性が良く理解できた。
- データを沢山示していただき、現状等良く理解できた。
- 理解しやすかった。
- 最新情報を知ることができて良かったです。
- 島根県での現状が良く分かりました。また、早期発見がどれだけ重要が、数字をもとに理解することができました。
- 島根からステージ4での発見をなくしましょう!
- 自分の中で知識や情報が整理整頓できました。
- 県内での取り組みが良く分かった。
基調講演『なぜ、今、口腔がん検診か?』に関してのアンケート
『実際にどのような方法で検査を行うことができるのか、どのような病態が危険なのか、非常によく分かりました。』
『自分の診断力を高め、また疑わしい症例があったら、ためらわずに紹介できるようにしたい。』
主なコメント
- 日常気にしていないことを明瞭に解説されていた。
- とても分かりやすくご説明していただきました。一人ひとりの患者様の口腔内をより丁寧に診ていく必要があると再認識させられました。
- 実際にどのような方法で検査を行うことができるのか、どのような病態が危険なのか、非常によく分かりました。
- かかりつけ歯科の責務として、口腔がんの早期発見も含め、一口腔一単位での診療に心がけたいと思います。
- 行動すれば、何らかの結果が出ると思いました。
- 口腔がんの一次診断で6週間という時間が(平均して)掛かっていることを知りました。自分の診断力を高め、また疑わしい症例があったら、ためらわずに紹介できるようにしたい。
- 口腔がんの発見、すなわち検診の普及、診査、手技などの具体的なハンズオンセミナーなども標準化しない限り、早期発見はできないと思われます。周知も大切ですが、システムづくりも必要になると思います。今後、大変かと思われますが、早期に着手する必要があると思います。
- 実際の触診の仕方など、良く分かった。
- 担当患者さんを持ち、メンテナンス歯科治療を行っているDHです。過去に白板症の患者さんを大学病院へ紹介をし、早期発見につながり良かったと思う機会がありました。日頃から口腔がんの前がん病変などに気を配り、粘膜疾患などを診るようにはしていましたが、今日知識を得ることで何をどのようにすればよいのかがわかるきっかけになりました。非常に有意義なセミナーだったと思います。
- 私たちDHが口腔がんの第一発見者になることをもっと自覚し、業務にあたりたいと思う。
- 経過を見ている方のメンテナンス時には、口腔がんナビシステムを活用したいと思います。(Drと相談して)
- とても分かりやすく、聞きやすかった。症例を見て、1か月であんなに進行すると知って驚いた。今後、口腔全体を見て、今日学んだ事を生かしていきたい。
- 歯科衛生士が気付くために、症例をたくさん出してくださり、とても勉強になりました。明日からの定期健診では、これまで以上に患者様を注意深く見ていこうと思いました。
- とても分かりやすく、勉強になりました。基底細胞の例えが面白く、より分かりやすかったです。口腔粘膜疾患の見方もとても今後診療に携わるときに役立ちそうで勉強になりました。ありがとうございました。
- 口腔がんの原因やメカニズムが分かりやすく理解できた。若年者の粘膜にも気を付けていきたい。衛生士として臨床に生かしていきたいです。
- 検診のポイントがわかったので、かかえこまないよう速やかに紹介したいと思います。
- 内向型の硬結は、勉強になりました。白板症は軽視できないと感じました。
- 非常に分かりやすくまた、先生の思いも考えも良く理解できました。口腔がんについての新しい知識が得られました。
- 老人ホームでは進行がんが多いと聞いて、よく見ないと(観察しないと)いけないと考えさせられた。
- 分かりやすかった。データも興味深かった。
- 口腔がんの実態が分かった。若い世代・女性の口腔がんの発症は今までの知識を払しょくするものだった。これは地域での啓発に生かせると思う。
- 症例を含め、口腔がんに関するデータを分かりやすくお示しいただきました。ありがとうございました。
- がんの進行の速さを初めて知りました。口腔粘膜疾患の診かたを良く勉強し、日頃の診療で診ていく癖をつけていきたいと思います。
口腔がん撲滅運動の展開に関してのアンケート
『自分たちが取り組むべき姿勢を示していただいた気がします。地元の若手Drとも共有していきたいと思います。』』
『1年間に5千人の死亡者数を減らせる一端を担えたらうれしい。』
主なコメント
- 全国的な運動をされている姿勢に興味を感じました。口腔がんに対する医療側の一員になりたいと思います。
- 自分たちが取り組むべき姿勢を示していただいた気がします。地元の若手Drとも共有していきたいと思います。
- 歯科医は人生を守り、救う人
- 口腔内蛍光装置は可視化できてとても良いと思うが、重そう。
- 歯科医療と病院連携が大切だということを実感しました。
- オーラルナビシステム(無償)はすばらしいと思います。1年間に5千人の死亡者数を減らせる一端を担えたらうれしいです。
- 前段の講演からも蛍光観察装置に大変興味を持ち、自院に配置できればと思いましたが、4つの装置とも30万円前後と交換価格であり、これから普及により価格が下がっていくことを期待しております。
- 展開が良く分かって良かった。
- 「歯科医師=人生を守る」、いいですね。
- 11/5を意識します。
- 歯科の今後の未来のために応援したい。
地域の口腔がんを考えるシンポジウムに関してのアンケート
『自院で「抱え込まないこと」の重要性を再認識しました。』
主なコメント
- 「オーラルナビシステム」を島根県でも展開していただきたい。
- 島根県の現状について知ることができた。
- 今後もこのようなシンポジウムを開いていただきたいです。地域での統計など、いろいろと参考になりました。
- 島根県は連携が取れていると聞いて安心しました。
- 郡歯科医師会の事業(活動)のなかで、口腔がんの集団検診または(個別検診各診療所において委託的なものでも)等実施に向けて前向きな取り組み(検討)ができればと思いました。まずは自院での患者さん口腔内のすべての粘膜の観察をしっかり行いたいと思います。
- 自院で「抱え込まないこと」の重要性を再認識しました。
- 日頃の臨床の精度を上げることが必要だと感じた。島大では「どの科からの紹介か?」というデータをとってもらい、競争してみては如何か?と思いました。子宮頸がんとの関連で、喉咽頭がんへの関心も高まっている。口腔がん手術数の増減データも欲しい。(高校生への啓発の場を持っていて、HPVとの関連付けは有効と思われます。)
- 地域の様子が少し理解できた。
全体を通じての感想
『早期発見早期治療および予防の重要性を我々歯科医師・歯科衛生士が理解し、意識を高めて診療に従事しないといけないと痛感しました。』
主なコメント(「※印」は事務局からの補足コメントです。)
- 今までは口腔がんに対する知識がなかったので、あまり積極的に口腔内のチェック(粘膜・舌)を行っていませんでした。しかし今回、口腔がんの成り立ち、白板、紅斑の病態について理解できたので、明日からの診療にすぐ役立てることができそうです。とても勉強になりました。ありがとうございました。
- 今年に入って、口腔がんの関心が高まり、診療室でも口内炎や噛み傷で受診される方が増えてきました。歯科衛生士として気付くためのスキルアップをしていきたいと思い、本も購入させていただきました。本日はありがとうございました。
- 政府の援助等、例えば口腔がん検診に関して、保険点数があって機器を購入しても十分ペイできるようなシステムになっていたら良い。田舎の自院などでは、自費を出して検診を受ける患者さんはあまりいないので。日本の歯科医師というネーミングが問題と思う。今こそ、口腔外科医師としなければならない!!(または歯科口腔科医師) 保険制度を変えなければならない!!
- 早期発見早期治療および予防の重要性を我々歯科医師・歯科衛生士が理解し、意識を高めて診療に従事しないといけないと痛感しました。ありがとうございました。
- 口腔がんの死亡率については驚きました。明日の診療から意識、行動することで、患者様の命を救えることを頭に入れて診療に臨みたいと思います。貴重なご講演ありがとうございました。
- 当院にも堀ちえみさんの件があってから、数件問い合わせがあり、本日の講演を楽しみにしておりました。内容もとても分かりやすく、スライドも多く良い講習会だと思います。今回はありがとうございました。
- 日常診療で口腔粘膜の異常を発見する場合と、自費(?)の口腔がん検診との線引きが難しいのではないでしょうか? 自費検診で異常を感じ、紹介となった場合、その時点で保険請求して診療情報提供をすると、混合診療にはならないでしょうか?
- とても分かりやすく参考になることばかりでとてもよかったです。今後、またこのようなシンポジウムがあれば参加させていただきたいと思いました。
- 最近の報道などでお口の中を気にされる患者さんが多くなりました。今日学んだことをもう一度噛み砕いて、明日からの臨床に生かしたいと思います。ありがとうございました。
- 口腔がん個別検診(自費検診?)、保険診療と同日には可能なのでしょうか?混合診療になるのかどうか?
以上です。
※ご参加者の皆様、アンケートへのご協力をありがとうございました!
以下、会場の様子で~す。
★「地域の口腔がんを考えるシンポジウム(関西・四国・山陰編)」の第11回目以降のご参加お申込みは以下まで