2019年2月17日(日)
於:滋賀県厚生会館
『満席!』参加者数:89名(定員70名)
■歯科医師:54名
■歯科衛生士:21名
■他歯科スタッフ:1名
■関係者(座長、ご来賓、事務局):13名
【座長】
滋賀医科大学
医学部 歯科口腔外科学講座
教授 山本 学 先生
【座長】
滋賀医科大学
医学部 耳鼻咽喉科学講座
教授 清水 猛史 先生
2月17日(日)、『地域の口腔がんを考えるシンポジウム 第4弾 関西・四国・山陰編(全12地区13回)』の第6回目が滋賀県にて開催されました。
以下、ご参加者のアンケートを掲載させていただきますので、ぜひ、ご一読を。
また、今後の開催予定は以下の通りです。ぜひ、ご参加ください。
【第4弾 関西・四国・山陰編 今後の開催スケジュール】
・愛媛県 | 2019年3月3日(日) | 11:00~16:00 | 於:愛媛県歯科医師会館 |
・大阪府 | 2019年3月10日(日) | 11:00~16:00 | 於:大阪府社会福祉会館 |
・大阪府 | 2019年3月17日(日) | 11:00~16:00 | 於:大阪府社会福祉会館 |
・島根県 | 2019年3月24日(日) | 11:00~16:00 | 於:島根県歯科医師会館 |
・奈良県 | 2019年4月7日(日) | 11:00~16:00 | 於:奈良県歯科医師会館 |
・鳥取県 | 2019年4月14日(日) | 11:00~16:00 | 於:鳥取県歯科医師会館 |
・京都府 | 2019年9月29日(日) | 11:00~16:00 | 於:京都府歯科医師会館 |
滋賀シンポジウム資料
座長講演に関してのアンケート
滋賀医大 耳鼻咽喉科 清水先生
『簡潔なお話でとても分かりやすく口腔がんの今の実態を知ることができました。注意深く臨床に向き合わなければと思いました。』
『多くの粘膜病変の病態を紹介していただき、鑑別の力が増した』
主なコメント
- 多くの粘膜病変の病態を紹介していただき、鑑別の力が増した。
- 症例詳しくスライドで解説あり、理解しやすかった。
- 口腔ガンの危険因子や原発部位、症例など改めて学ぶことができた
- 講座の口腔がんに対する取り組みが理解できた。
- 今後油断せずに口腔内を診ていかなければと思いました。ありがとうございます。
- 口腔ガンチェック事業についてまでご紹介いただき、予防、早期発見の必要性を感じました。また、日本国内でもタバコのパッケージ等も含め一般の方でも分かりやすくインパクトのある口腔がんの認知度を上げる必要性を感じた。
- 滋賀の男性はあまりタバコを吸わないというのはちょっとびっくり。
- 滋賀の状況が良く分かりました。
- 一般開業医で長く勤務していますが、口腔がんの症例は1件しか見たことがありませんでしたが、実は見落としていたのかもしれないと思い始めました。
- 口腔がんについての全体像をつかむことができた。
- 2週間で改善が見られないなら積極的に紹介しようと思います。
- 赤と白に気をつける。まさにそれに尽きると思いました。
- 簡潔なお話でとても分かりやすく口腔がんの今の実態を知ることができました。注意深く臨床に向き合わなければと思いました。ありがとうございました。
- 早期発見の大切さがよくわかった。
- カラーの写真資料なども分かりやすかったです。
- 時間に追われてゆっくり観察することがなかったので、これからはもっと気を引き締めて診療にかかわりたい。
- 日頃の診療で、咬耗などによる歯牙鋭端はよく見かけるので、粘膜などへの刺激になっていないか明日から注視して口腔がんの早期発見、予防に努めたいと思います。
- 口腔がんにおける県内の現状について理解できました。
- 口腔がんをはじめ白板症やカンジダ等注意すべき所見について実際の症例写真をご用意いただき大変理解しやすい内容でした。
- とても分かりやすかった。見やすいスライドと分かりやすい説明で、自然と頭に入りました。全国的にも優秀な滋賀県のデータを今後もさらに向上させていければと感じました。
- たくさんの写真を見ることができ、改めて学ぶことができました。患者さんを診る際に今まで以上に粘膜にも注目できるよう気をつけようと思います。
座長講演に関してのアンケート
滋賀医大 耳鼻咽喉科 清水先生
『なかなか耳鼻科の先生のお話を聞くことがないため、とても興味深いお話でした。助けられる命を見落とさず、そして次の機関へより早くつなげられるように精進していきます。』
『なかなか耳鼻科の先生のお話を聞くことがないため、とても興味深いお話でした。助けられる命を見落とさず、そして次の機関へより早くつなげられるように精進していきます。』
主なコメント
- 基幹病院への早期紹介の重要性を知ることができました。
- 舌がんに対して、耳鼻咽喉科に依頼するというチョイスが今まではなかった。
- いかに基幹病院に早く患者さんに行ってもらう事が大切か、日々の診療で心がけていきたいと思います。
- 貴重な症例を見させていただいて良かったです。ありがとうございます。
- 我々が学生時代に講義で教わっていない手術手技があることを知った。患者様を第一に考え、できうる限り早期の段階での紹介が必要であると痛感した。
- もし進行例があればすぐご紹介しようと思います。
- 早期発見したらすぐに治療できる医院へ紹介する。
- 写真症例が見やすく分かりやすかった。
- 普段見る事のできない貴重なお写真をたくさん見せていただきました。発見が遅れればどれほど大変なOpeになるのか知ることができました。
- 患者の病態をみて、あやしい場合には時間を費やさず即紹介する必要性をさらに考えさせられた。
- 口腔がんのOpeを耳鼻科で行っているとは知らなかった。臨床で何かあった時、滋賀医大に紹介したら安心できると思いました。
- 歯科との連携が重要で早期発見が生命にかかわることがわかった。口腔内の事で耳鼻科に通院でみつかるとは思わなかった。
- 早期発見の大切さを改めて感じた。耳鼻咽喉科にも躊躇せず紹介したいと思った。
- 若者の舌がんが多いこと、進行が早いにもかかわらず受診までに時間がかかっている事に注意が必要だと分かりました。
- なかなか耳鼻科の先生のお話を聞くことがないため、とても興味深いお話でした。助けられる命を見落とさず、そして次の機関へより早くつなげられるように精進していきます。ありがとうございました。
- 早期発見、迅速な手順の重要性を痛感しました。
- 舌がんの紹介先(として耳鼻咽喉科を)考えます。
- あまり普段から見ることの少ない症例写真ばかりで面白かった。
- 1か月2ヶ月でこれだけ進行するかと思うと、3か月のメンテナンスで見落としてはいけないと感じました。当医院ではメンテナンスで染め出しをするのですが、それまでに舌も含めてしっかり見ていきたいと思います。
- 若年層の舌がんが増加していること、上咽頭がんで、ヒトパピローマウイルスが関与している物があることを初めて知りました。早期に、専門機関へ紹介する重要性を痛感しました。
- 現状においても連携して治療に当たっていますが、耳鼻科での加療の現状について理解できました。
- 頚部リンパ節転移のためのオペ症例は、患者様自身の心身とともにご負担が多くなると率直に感じました。そのためにも早期発見がいかに大事であるかスライドを通して感じました。
- 最近の手術方法が知れて良かった。
- 歯科ではあまり見ることのできないような写真を沢山見ることができました。なかなかない機会だったのでとても良かったです。
基調講演『なぜ、今、口腔がん検診か?』に関してのアンケート
『口腔ケア時TBI時などでも口腔粘膜、舌にも注意していきたい。視診は行っていたがはさむという行為をあまりしていなかったので診る目をもっと養っていきたい。』
『オーラルナビシステムがある事を知り、迷った時に相談できるシステムを利用したいと思いました。』
主なコメント
- 重症口腔がん患者減少のために、立案・実践・継続されていて大きな効果を出しておられることに大きな感銘を受けました。
- かなり分かりやすかった。舌の模型を触診し、臨床で触診に少しの時間をとることで救える命があることを再認識した。
- スライドがわかりやすくてよかった。
- 柴原先生には以前も口腔がんなどの検診の必要性についてご講演いただいておりましたが、38歳の進行がんの患者様の病歴は衝撃的でした。やはり我々は口腔がんについて、患者様に情報提示し啓蒙すべきだと実感しました。
- 内向型に注意が必要というのが勉強になった。
- 早期発見の重要性がよく分かりました。
- いつも歯科医院で行っている定期検査がう蝕や歯周病のリスクを減らすだけでなく、口腔がん予防にも広くつながっていくことを理解しました。患者さんへの説明に役立つスライドありがとうございます。
- 非常に分かりやすいお話でした。若年層、女性にも注意が必要だと思いました。
- 口腔がんについて理解を深めることができた。
- 口腔がんに対する考え方(検診について)を再確認しました。ナビシステムにより迅速な診断にも感動しました。
- DHでもチェックできそうな診査方法を分かりやすく解説していただき、メンテナンスで来られるPtに対しても実施してみようと思った。
- 口腔ケア時TBI時などでも口腔粘膜、舌にも注意していきたい。視診は行っていたがはさむという行為をあまりしていなかったので診る目をもっと養っていきたい。ベルスコープの導入があります。自分でもしっかりと理解していこうと思う。
- 「オーラルナビシステム」は早期発見につながるシステムで良いと思った。見落としを防げるので活用したいと思います。
- オーラルナビシステムがある事を知り、迷った時に相談できるシステムを利用したいと思います。口腔の転移したがんを見逃した経験もあり、より慎重に検診にあたりたい。
- 初期診断の重要性。日々の診療を大切にしたいと思います。
- ナビシステムを是非利用してみたいと思いました。明日からの臨床に気合の入るような講演でした。ありがとうございました。
- 明日からの診療で使えるような内容だった。がんの診断や見つけ方がわかりやすかった。
- 具体的な触診の方法がわかり大変勉強になりました。口腔がん検診Step1,2,3も熟読し日々の診療に役立てたいと思います。
- いきなり染色せず、口腔内を観察し、Krへの問診も今まで以上に丁寧にしようと思いました。とても分かりやすい説明でした。院ではメンテナンスの後に口腔内をマッサージしているので、頬なども今まで以上に唾液腺マッサージ以外に触診してチェックしていこうと思います。
- 口腔粘膜疾患の診方について分かりやすく聞かせていただきました。オーラルナビシステムについても知ることができて良かったです。歯科衛生士が早期発見する機会が多くあることを改めて実感しました。
- ナビシステム、蛍光光学機器についても興味がもてました。症状が出てからでなく、早期発見、早期治療のために検診の必要性を再認識できました。
- 先生の口腔粘膜疾患の診かた、ポイントが具体的で分かりやすく舌模型もあり、早速明日から診ていこうと思います。もちろん挟んで見る触診も取り入れます。また、ナビシステムは非常にありがたいシステムであり、有効であると感じました。
- 口腔がんのステージごとに説明していただき非常に分かりやすかったです。ナビシステム、蛍光光学機器なども分かりやすかったです。
口腔がん撲滅運動の展開に関してのアンケート
『医療に関しての視野が広がる、素晴らしい内容でした。』
主なコメント
- 医療に関しての視野が広がる、素晴らしい内容でした。
- 歯科衛生士である自分が明日からできることをしっかり考えようと思いました。
- 全国展開していて、大変良いことだと思う。
- もっと詳細が知りたいです。
- 粘膜チェック表みたいなものがほしい。写真を見比べられるものなど、ポケットサイズなどもあれば病棟等でも見られるのでそういうものがほしいです。
- 口腔がん検診は重要で検診ができる知識と技術が必要でチェック方法、チェックポイントを押さえていきたい。
- 素晴らしい運動だと思います。
- 日本も海外みたいに治療よりも予防に力を入れていきたいと思いました。海外ではできて、日本にできない事はないと思います!
- 日本の現状が、口腔がんに対してうなぎのぼりである事、検診率の低さを知り驚いた。
- アメリカでの歯科医療、口腔がん検診の実情やヘルシーカンパニー構想など、初めて聞くことが多く、勉強になりました。
- 世界他国の口腔がんの死亡率と日本の死亡率との差に驚きました。
- 目で診て、触って診る口腔がん検診は非常に有効であり、今後死亡率が下がるよう早速明日から患者様の粘膜をチェックしていきたいです。
- 歯科業界全体の展望を聞くことができ、有意義であった。
- 日本とアメリカの違いを分かりやすく示していただき理解することができました。治療ではなく予防に力を注ぐシステムの大切さがわかりました。
地域の口腔がんを考えるシンポジウムに関してのアンケート
『若年層の口腔がんで偏食など口腔だけでなく、栄養面でも問題があるだろうという話は驚きました。栄養管理の大切さをここでも実感しました。』
『早期発見・治療から予防医療へ まさにその通りだと感じます!!』
主なコメント
- 貴重な正直な声が聞けた。連携されている事が大事である。
- 耳鼻咽喉科の清水先生のお話など、とても貴重な話が聞けて良かったと思います。明日からのメンテナンス時などに口腔内のチェックを心がけていきたいと思います。
- 口腔がんについて理解を深めることができた。
- 滋賀県内でのがんの早期発見が増加していけるように歯科衛生士として何ができるかスキルアップしていこうと思いました。
- シンポジウムの時間がもう少し長いと良かった。
- 若年層の口腔がんで偏食など口腔だけでなく、栄養面でも問題があるだろうという話は驚きました。栄養管理の大切さをここでも実感しました。
- さまざまな方向からの連携が必要であることを再認識できました。
- 早期発見・治療から予防医療へ まさにその通りだと感じます!!
- 活発な意見交換ができて良かった。
- 普段、がん患者とかかわる機会が多いですが、今回のシンポジウムで色々と聞くことができ、明日からの診療へ対する気持ちが少し変わりました。スケーリング等ばかりに気を取られてしまいますが、粘膜にも目を向け問題があれば歯科医師へ報告できるよう心がけていこうと思います。
全体を通じての感想
『日本の口腔がん治療の遅れはこれから取り戻せるものだと思った。』
『今日学んだ事を実行できるよう、情報の共有をしていきたい』
主なコメント
- 対処療法ではなく、また、歯牙のみへの関心を持つのではなく、全般的な問題の芽を摘む、兆候を見逃さないことの大切さに気付かされました。積極的な患者への働き掛けを心がけるようにします。
- 日本の口腔がん治療の遅れはこれから取り戻せるものだと思った。治癒率が向上できるよう明日から粘膜のチェックをしっかりしていかなければと思います。
- 歯科衛生士でも口腔内をよく観察することによって口腔ガンを見つける手助けができると感じました。これからPMTCゆ定期検診に来られた患者さんの口腔内を隅々まで見せていただくようにしたいです。
- いろんな症例を見れて良かったです。今後の参考になりました。高齢の方でも、口腔がんの進行は早いので、早期発見、治療が必要だと改めて思いました。
- 歯科医師、口腔外科、耳鼻科全ての連携が大切だと改めて感じた。歯科衛生士も口腔内全体を診なければいけないし患者様の変化を歯科医師に伝えられる歯科衛生士でありたいと思います。
- 何であろうと熱い想いを持って活動しておられる方々のお話を聞かせていただくことは、明日から臨床のモチベーションになりました。
- 日頃多職種で働いている私ですが、改めて口腔がんに対してまず歯科医師が動ける、知識及びアイテムを再確認できたと思います。
- 口腔外科に携わっている私でも初めて聞く内容が多く、非常にためになりました。
- 毎日の診療で患者の口腔内のチェック、定期検診を行っているが、今までは歯、歯肉(基本検査)しかみていなくて患者さんの訴えがなければ粘膜はあまり見ていませんでしたが、明日からは舌、粘膜までみていこうと思いました。
- 明日から衛生士と勉強会を開き、今日学んだ事を実行できるよう、情報の共有をしていきたいと思います。
- 口腔がんについて考える時間を持てたことが本当に良かったです。一人でも口腔がんの方を救える手助けのできる歯科医師になりたいと思います。"医師=人命、歯科医師=人生 を救う" という言葉に感銘を受けました。
- 衛生士、医師、耳鼻科の連携が大切だと思った。
- 今まで口腔がんに関して学ぶ機会があまりなく、今日はとても勉強になる内容ばかりでした。
- 滋賀県歯科衛生士会では、口腔がん検診に関する研修会はなかったと思います。歯科衛生士で口腔がんの早期発見の重要性を感じている人が少ないようにも思います。歯科衛生士会の研修会だけでは参加率が少ないと思うので、歯科医師会とタイアップで研修会開催いただけると幸いです。
- 本日はこのような有意義なシンポジウムを開催してくださり心より感謝申し上げます。今後さらに知識を深め、患者様のわずかな変化も見逃さぬよう診ていきたいと思います。
- 米国に近づけ追い越せですね。
以上です。
※ご参加者の皆様、アンケートへのご協力をありがとうございました!
以下、会場の様子で~す。
★「地域の口腔がんを考えるシンポジウム(関西・四国・山陰編)」の第7回目以降のご参加お申込みは以下まで