2019年4月7日(日)
於:奈良県社会福祉会館
『満席!』参加者数:132名(定員70名)
■歯科医師:84名
■歯科衛生士:33名
■他歯科スタッフ:4名
■関係者(座長、ご来賓、事務局):11名
奈良県立医科大学
口腔外科学講座
教授 桐田 忠昭 先生
4月7日(日)、『地域の口腔がんを考えるシンポジウム 第4弾 関西・四国・山陰編(全12地区13回)』の第11回目が奈良県にて開催されました。
以下、ご参加者のアンケートを掲載させていただきますので、ぜひ、ご一読を。
また、今後の開催予定は以下の通りです。ぜひ、ご参加ください。
【第4弾 関西・四国・山陰編 今後の開催スケジュール】
・鳥取県 | 2019年4月14日(日) | 11:00~16:00 | 於:鳥取県歯科医師会館 |
・京都府 | 2019年9月29日(日) | 11:00~16:00 | 於:京都府歯科医師会館 |
座長講演に関してのアンケート
『症例を用いての説明がわかりやすかった。口腔がんの種類など、写真を通して見ることができたので理解が深まりました。』
『大学病院へいかに早く受診をすすめるかで、その後の状況に大差が出ることがよくわかりました。』
主なコメント
- 「口腔がんを疑うポイント」が良かった。
- 日本での口腔がんの実態を知ることができました。早期発見ができるがんであり、生存率も早期発見さえできればかなり上がるということなので、自分自身のできることとして衛生士の役割の重要性を考えさせられました。
- 症例を用いての説明がわかりやすかった。口腔がんの種類など、写真を通して見ることができたので理解が深まりました。がんでも赤っぽいものやカリフラワー状のものなど、色々な種類があると知ることができました。
- 私の受け持っている患者様の中にも下顎歯肉がんの方がおられたので、非常に興味深くお話をうかがい、大変勉強になりました。
- 奈良県での現状がよくわかりました。また、大学病院へいかに早く受診をすすめるかで、その後の状況に大差が出ることがよくわかりました。
- 早期発見の大切さが良く分かった。(5~10年でがんに移行するまでの段階で出来ることが大切)高齢者以外で若年層にも多いことは驚きでした。慢性的刺激によってもがん化すると聞き、検診の必要性重要性が良く理解できました。ナビシステムでの判断の早さが、早期発見・早期治療に有用であると思いました。
- 口腔がんの実態がすごく丁寧にまとめられていてわかりやすかったです。
- 大変わかりやすいお話でした。また、再度しっかりと口腔内を診察しなければならないと考えさせられました。
- 口腔がんについてあまり勉強していなかったので、この機会に新しい知識を得ることができて良かった。
- 奈良の状態がまだまだだなと思った。思っていたより死亡者数が多いことにびっくりした。
- 歯科衛生士としての役割が今まで以上に重要だと思いました。アメリカ他欧米国の口腔がんへの一般教育運動等、臨床でのDHだけではなく、国民に向けて広めていくことが大切と思いました。
- 口腔がんの実態がわかり、とても良かったです。
- 明日から患者さんの口腔内をもっと注意深く診てみようと思いました。
- 大変わかりやすいお話でした。また、再度しっかりと口腔内を診察しなければならないと考えさせられました。
- 現状がよく分かった。
- 奈良県における口腔がんの現状を知ることができた。
- 口腔がんはあまり診る機会がないため、症例の写真をたくさん見させていただき、とてもよく理解できました。
- がんの症例が見られて良かった。奈良県の実態もわかった。
- 写真、グラフが多く理解しやすかったです。
- 口腔がんの多さに驚きました。
- 時期的なこともあり、現状についてよく理解できました。お話もわかりやすく良かったです。
- 口腔がんの早期発見に役立つ情報だった。
- 身近な問題として口腔がんを説明いただいた。
- 非常にわかりやすいスライド(症例)でよかったです。
- わかりやすい説明と、配布された手元の資料で、細かいグラフがあったのでよく理解できた。早期発見の重要性を再認識した。
基調講演『なぜ、今、口腔がん検診か?』に関してのアンケート
『口腔がん検診による早期発見で人の命を救うことができる。それが実現されていることは大きな喜びです。ナビシステムを使っての衛生士-基幹病院-先生方との連携は大切だと思います。』
主なコメント
- 口腔がんナビシステム、蛍光光学機器など、新しいがん発見のシステムができていること、とてもありがたく思った。口腔がんがもっと世間に知られてほしい。死亡率の高さに驚きました。口腔がん検診が周知され、広まっていく方法を考えることが大事だと思った。
- 当診療所では、2年に1人程度の口腔がんを見つけ、奈良医大に紹介しています。白板症は多数紹介しています。中高年ばかりだが、若年化がみられるのは驚きです。口腔がん検診の重要性を市行政に伝え、実施を進めたいと思います。
- 口腔がん検診による早期発見で人の命を救うことができる。それが実現されていることは大きな喜びです。ナビシステムを使っての衛生士-基幹病院-先生方との連携は大切だと思います。
- 口腔がんの発生機序を理解することができた。診療室内での発見方法などのことを詳しく知ることができた。
- 口腔がんの検診の必要性、良く理解できました。
- 明日からの仕事で「口腔観察について」もっと時間をかけてやってみようと思う。
- 何をすればよいのか、取り組み方、考え方等、対応を考えさせられました。
- 早期発見の大切さ、我々が果たすべき役割を再認識させていただきました。
- がんの成り立ち等、わかりやすく、簡単に説明していただいて非常に理解しやすかった。話のテンポ、まとめ方など洗練されており、勉強になりました。
- とても詳しく教えていただきました。明日から粘膜、舌もしっかり視診触診していこうと思いました。
- 明日から患者さんの口腔内を見る時などの意識が少し変わると思います。
- オーラルナビシステムに感動しました。
- 口腔がんは学生のころに「硬結であれば口腔がんと疑え」と習いましたが、その他易出血や男女差や年齢はあまり関係ないなど様々なことを改めて学ぶことができました。とてもわかりやすく明日からでもすぐに役立てる情報がたくさんで、これからの診療に生かしていきたいと思いました。
- 口腔がんになるメカニズムがよくわかった。がん第一発見者となりうる職種なので、口腔内をよく観察していきたい。
- 私が受け持った患者様のがんを、もう少し早く見つけることができたのかもしれないと思うと、とても悔しく思います。今日の講演を生かして、今後の早期発見に役立てたいと思いました。
- 早期発見ができるよう衛生士として何ができるかしっかり考えていきたいと思います。メンテナンスの患者さんを日々たくさん診させていただいているので責任感を持って診療したいと思います。
- 楽しくてわかりやすかったです。舌の硬結をさわることができて良かったです。
- 診方、とても参考になりました。日々粘膜の異常には悩まされています。
- たくさんの情報と実例をご講演いただき、ありがとうございました。若年層及び女性に増えている状況に対し、食習慣(生活習慣)改善などの重要性を説明するなど、DHとしてのミッションを感じ、これからもチーム作りから実践に応用していきたいと思います。
- 長時間の素晴らしい講演をありがとうございました。
- 非常にわかりやすく、聞いていて関心をひくものばかりでした。当医院でも私が働いてから(2年目)口腔がんの方を2人診ています。今回の講演を聞くと、紹介を出すのが遅かったように感じました。今後気をつけたいです。
- 口腔がん検診が重要で広く施行していかねばならないということがよく理解できました。
- 口腔がんが増えてきているとは知りませんでした。要因は何でしょう?
- 京都でも一度講演を聞かせていただき、いろいろなことを学ばせていただいております。
- 長い間、何もないからと言って安心してはいけないと考えさせられた。
- わかりやすいご説明ありがとうございます。ポイントが整理できていたので、すぐ診療に生かせそうです。熱意がとても伝わりました。
- 早期発見、早期紹介の重要性を改めて確認いたしました。
口腔がん撲滅運動の展開に関してのアンケート
『ぜひ積極的に協力していきたいと思います。これからの診療、また新たな目標ができました。』
『このような視点を持って活動していることを知らなかったので、非常にためになった。』
主なコメント
- ぜひ積極的に協力していきたいと思います。これからの診療、また新たな目標ができました。
- 何からできるか、色々考えていきたいと思いました。
- このような視点を持って活動していることを知らなかったので、非常にためになった。
- とても良いお話でした。ありがたく思った。わかりやすかったです。米国では矯正治療を幼小児からしており、米国人は歯列がきれいな印象がありますが、口腔がん予防につながっているということを学びました。少しでも日本も米国並みに良くなっていけばよいなと思いました。
- 専門的でなく、一般的な色々な情報が得られて良かった。
- アメリカのがん生存率の高さに対する分析、つまり、早期発見されている、喫煙率の低下、などが原因ということ。国民に早期発見の大切さをもっとアピールすべきでしょう。(TVCMなどでしょうか?)歯科側は、検診できるDr.を増やすこと、専門医への相談をしやすくするシステムの確立が早急に望まれる。
- 歯科衛生士として患者様の健康を守らせて頂きたいと思います。
- 熱いお気持ちがとても伝わりました。
- 背景がわかりました。歯科医療関係者ではない方に、歯科医療の良さを語っていただきありがたく思いました。
- 口腔がんがどのようなものか、どう対応していくべきなのかを詳しく知れてよかったです。これからの仕事にとても生かしていけそうです。
- 患者さんの人生の支えになれるような衛生士になりたいと思いました。
- 隅々までチェックする気持ちになりました。
- 力強いパワーあるお話をありがとうございました。これからも歯科医療を引っ張って行ってほしいです。アメリカの現状など、とても興味深いお話でした。
- 自分自身も口腔がんに関しての情報が少なく、症例も持っていないのですが、今医科歯科連携チームに入っていますので、緩和ケアを実践しながら予防の立場に立って実践医療現場の一員となって参りたいと思います。
- 人生を救いたいと思います。
- 今後も運動を進めていってもらえれば、ポピュレーションアプローチにもつながるのではないかと考えます。
- 歯科医療=人生 感激いたしました。
地域の口腔がんを考えるシンポジウムに関してのアンケート
『大阪で受けられなかったので奈良まで来て良かったです。』
『奈良県としても、口腔がん撲滅に向けて、一丸となって取り組む必要があると思いました。』
主なコメント
- 大阪で受けられなかったので奈良まで来て良かったです。大阪のデータ、講演内容も知りたかったです。
- 奈良県としても、口腔がん撲滅に向けて、一丸となって取り組む必要があると思いました。
- 興味深いお話でした。今後、口腔がん治療の方(手術後)の方も増えてくると思います。そんな方の口腔ケアの仕方、予後観察の方法なども取り入れてほしいです。
- 検診時に粘膜疾患を診るように心がけたい。
- とても参考になりました。柴原先生の力強いメッセージに感動しました。ありがとうございます。
- もっともっと口腔がんについて周知してください。きっと知らないDHがたくさんいると思います。
全体を通じての感想
『学生時代、口腔がんに遭遇する可能性は一般開業医では低いと聞いた記憶があり、今回のシンポジウムで考え方が変わりました。また、営利目的ではなく、崇高な理念のもと活動されている姿勢に感銘を受けました。』
主なコメント
- 学生時代、口腔がんに遭遇する可能性は一般開業医では低いと聞いた記憶があり、今回のシンポジウムで考え方が変わりました。また、営利目的ではなく、崇高な理念のもと活動されている姿勢に感銘を受けました。
- がんというものは人生を変えてしまう大きなものなので、歯科医師として仕事をしていく上で責務を全うしなければと思い、このようなツールがあるのならば積極的に活用していかないとと思いました。
- 明日から粘膜・舌もしっかり診ていきます!
- Red & Whiteリボン入りの紙コップ作ってください。
- 歯科衛生士の役割もよくわかりました。ありがとうございます。
- 堀ちえみ様のニュース報道で口腔がん撲滅運動が広がっていったのではなくて、あくまでもきっかけになったのではないかと思います。日本の現状がとても予防への意識が低いという事実はとても残念ですが、未来の子供たちのためにも口腔だけではなく、全身の健康についてプロフェッショナルでいたいと思います。口腔がんの認知度を上げるとても良い講演会でした。ありがとうございました。
- 地域開業医として、口腔がん早期発見に対してとても大切なポジションであることを認識しました。もっと勉強し、一人でも多くの患者の命を救えるように取り組みたい。今日の講演内容はとてもわかりやすく、また、今後開業医が口腔がんをどう取り扱うかを導いていただけて、とても感謝いたします。口腔がん撲滅委員会の活動がますます発展することを願います。
- 近年、残存歯数の増加により、自己管理ができない状態(病床や後遺症、認知的なところによる)口内のトラブルが発見されずに後手に回ることが多いと感じる。OPE処置などできず見守ることも多い中で、早期発見は大変重要なことであると再認識した。一口腔単位として観察する眼を養う場があればよい。E-Leaningで学びたいと思います。
- 口腔がんについてもっと知識を深めたい。また検診にも積極的に取り組みたい。
- 明日からすぐに使える情報がたくさんあり、本当に良かったです。長い時間でしたが、しっかり聞くことができました(わかりやすく面白かったので)。近年、当院には外国人(アメリカ人)の方が検診に来られます。来日時にも(外国で)検診を続けるなんて、日本人ならしないだろうと感じていましたが、その理由が今日よくわかりました。明日から口腔がんについて患者さんと話す機会を増やしたいです。ありがとうございました。
- 最近ニュースで口腔がんをよく聞くようになってから、学生の頃の教科書や資料を引っ張り出して見るようになったときにこういった「口腔がんを考えるシンポジウム」といったものがあると教えていただきました。資料もとても見やすく、お話してくださることもとても理解しやすく、興味深く聞くことができました。明日からも早速口腔粘膜全体をよく観察するようにしていき、これからに生かしていきたいと思います。このような講習会を開いていただきありがとうございました。
- 先生方のパワーに感動しました。
- DHは人の命を救う、また人生(QOL)を救うと思い、日頃の高齢者のケアを頑張っています。地域のオーラルフレイルにどんと口腔がんを告げ診療所検診につなぎたいと思います。
- 口腔がんについて歯科で働いている人間にもかかわらず、正しい知識を持っていなかったと大いに反省しています。正しい内容を広く多くの方々に伝えていかなければいけないと思いました。
- 衛生士の学びに対する意識は高いです。今日もDHが多いように思いました。(私は大阪府衛生士会の会員ですが)奈良県歯科医師会、衛生士会の活動がますます発展し、歯科医療が発展することを願っています。今日のシンポジウム、大変勉強になりました。口腔がん撲滅委員会のご活躍ご発展をお祈り致します。
- 研修医の時に、口腔外科でお世話になっていました。今回のシンポジウムを受けて、再度今の自分に何ができるのかを見直す良い機会を与えていただいたと思います。ありがとうございました。
- 歯科衛生士の職域は広くなっています。診療所だけでなく、地域包括ケアシステム推進の上、他職種の方々に口腔についてご説明することも多くなってきています。DHはもっともっと専門職として知識を深め、広く情報提供できるようにしたいと思います。
- 歯科医師になって47年超。最近、阪大、予防歯科学の天野教授の説。「20世紀の常識から21世紀の常識のちがい」に考えさせられています。今日のシンポジウムで、「触診」というのが出てきていますが、昔は「素手」でする→「グローブ」は常識になっていて、指先を大事にして消毒の第一歩は「爪ブラシ」を使っていたのが、「触診」を「グローブ」で可能なのか悩んでいるのですが?
- 非常に勉強になりました。これからの検診に役立てていきたいです。
- とても勉強になりました。粘膜をもっと注視して、診るようにします。
- 診断に自信のない先生が「疑わしい症例」と出会ったときに、すぐに相談・紹介できるシステムの確立が必要と思われる。
- 歯と歯肉だけでなく、口腔粘膜もよく検診するべきだと思った。
- 大変勉強になりました。明日から、もっと注意深く今日の講演会の内容を生かして、検診でチェックしていこうと思います。ありがとうございました。
- もっと勉強しなくては!!と思いました。頑張ります。ありがとうございました。
- 今後も継続してセミナーを受講したい。
- 歯科医師としてより社会に役立つように頑張りたいと思います。ただ保険制度が複雑すぎて困ります。
- スタッフの皆さん、体に気をつけて頑張ってください。
以上です。
※ご参加者の皆様、アンケートへのご協力をありがとうございました!
以下、会場の様子で~す。
★「地域の口腔がんを考えるシンポジウム(関西・四国・山陰編)」の第12回目以降のご参加お申込みは以下まで